鹿児島で活動しているイラストレーターである大寺聡氏の作品を展示します。
大寺氏は、日置市の伊集院町で生まれ、東京の国立市で育ちました。
小学6年生の時に見た映画「スター・ウォーズ」に衝撃を受けた後、イラストレーターの道に進むことを考え始めます。
そして、1990年に武蔵野美術大学デザイン学科を卒業、東京でフリーのイラストレーターとして活動します。
2000年に都会の集合住宅での暮らしに疑問を感じた大寺氏は、亡き父の故郷である日置市吹上町に活動拠点を移します。
現在は、武蔵野美術大学卒業生のグループ展「む展」や、長島美術館の貸会場で開催されている「ぞ展」に参加し、鹿児島マラソンのポスターデザインや数多くの企業のイラストを手掛けるなど活躍しています。
今回は、大寺氏の若い時代の作品から新作まで展示し、大寺氏のこれまでの軌跡や、作品に込められたメッセージを知っていただきたいと思います。
大寺氏の作品による時間旅行を、お楽しみください。
<作家プロフィール>
大寺聡(おおてら さとし イラストレーター)
鹿児島県日置市出身のイラストレーター。
1990年に武蔵野美術大学デザイン学科を卒業後、フリーイラストレーターとして活動。
2000年に活動拠点を東京から現在の日置市吹上町に移す。
数多くの企業のイラストや鹿児島マラソンのポスターデザインなどを手がけ、「最新のデジタル技術と豊かな自然の接点」をテーマに表現活動を続けている。鹿児島、東京、ニューヨークなど各地で個展・グループ展を多数開催。
2004年 文化庁メディア芸術祭審査員推奨作品
2011年 南日本広告文化賞グランプリ
2017年 鹿児島県芸術文化奨励賞
2021年 3x3INTERNATIONALILLUSTRATIONAWARDS[merit]
2022年 南日本広告文化賞準グランプリ
1.これまで手掛けてきたイラストを一堂に展示し、時間旅行のように作品の軌跡を振り返ります
個展で展示された鹿児島の風景のイラスト、ニューヨークのグループ展で展示された作品、鹿児島マラソンのポスター作品や企業で使用されたイラストなどを展示します。
2.貴重な手描きのアナログ時代のイラストや漫画などを展示
1990年代から現在までデジタル中心でイラストを描いてきた大寺氏の、手描き時代の作品をご紹介します。学生時代に描いた漫画、デッサン漬けだった予備校時代の課題作品、イラストレーターとして活躍し、アクリル絵の具からデジタル作品に移行するまでのアナログ時代の作品などを展示します。
3.新作の巨大なパノラマ作品を初展示
縦150㎝、横800㎝の新作巨大パノラマ作品『timetravel』を初展示します。都市の人々が忙しく暮らしている様子が、昆虫や怪獣がモチーフの生物たちと共に壮大なスケール感で表現されています。本作は今回のチラシ・ポスターでも使用しています。
◆大寺聡氏によるギャラリートーク
【日時】 12月16日(土)・1月13日(土)11:00~
◆美術館スタッフによるガイドツアー
【日時】 毎週日曜日 14:00~
ポストカード、クリアファイル、手ぬぐい等、大寺氏オリジナルグッズを販売します。
【開催時間】 9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】 火曜日 *2024年元日は11時開館、1月2日(火)は開館
【入館料】 一般1,000円、高大生800円、小中生400円、シニア(65歳以上)500円
*団体20名様以上は2割引(シニアは除く)・その他各種割引有
*冬休み期間中の小・中学生は2割引
*親子割引(冬休み期間中、同伴の大人も2割引-シニア除く、他の割引との併用は不可)
*常設展6室も含んだ料金
問合せ先:長島美術館 TEL 099-250-5400
ご参考・・長島美術館Webサイトへ
Googleマップ
車:
鹿児島ICから 鹿児島市内方面武岡トンネル経由約10分
電車:
JR鹿児島中央駅下車、西口から車で約5分
バス:
鹿児島中央駅前東22番乗り場から
鹿児島交通(11・13・17・18・20・22・27・30・33番線)
南国交通(武岡ハイランド、西郷団地行)
各々武中学校下バス停下車、徒歩坂道上り約20分
*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*複写・転写を禁じます。