宇佐神宮の恒例祭典で最も壮麗である御神幸祭(夏越大祭)は、古くは「御祓会(おはらいえ)」と称し、夏越神事として平安時代には既に斎行の記録が見られます。
三柱の御祭神(八幡大神・比売大神・神功皇后)がそれぞれの神輿にて、上宮本殿から境内の頓宮に渡御されます。
頓宮で三日二夜を過ごされた後、再び上宮御本殿へと御還幸されます。
神幸行列は、猿田彦神が道案内として先頭に立ち、鮮やかな色彩の装束をまとった「蝶」「鳥」「駒(馬)」の稚児が列を成します。
続いて裃(かみしも)や直垂(ひたたれ)を着けた列奉行、太鼓・横笛・鉦を賑やかに奏でる道行囃子、三基の神輿、輿に乗った宮司と神職が従います。
中日となる8月1日は、境内の大尾山参道にて小笠原流弓馬術礼法による「流鏑馬神事」が執り行われ、2日の夜には厄除花火大会が催されるなど、境域は終日近郷遠来の参拝者で賑わいます。
宇佐神宮・・
宇佐神宮は4万社余りある八幡様の総本宮です。
御祭神である八幡大神さまは応神天皇のご神霊で、571年(欽明天皇の時代)に初めて宇佐の地にご示顕になったといわれます。応神天皇は大陸の文化と産業を輸入し、新しい国づくりをされた方です。725年(神亀2年)、現在の地に御殿を造立し、八幡神をお祀りされました。
これが宇佐神宮の創建です。
問合せ先:宇佐神宮(神事・花火について) TEL 0978-37-0001
ご参考・・宇佐神宮Webサイトへ
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車:宇佐ICから 約15分
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*各地のお祭りには、現代に引き継がれている伝統的な神事や儀式として執り行われているものが数多くあります。現地の係員の指示に従って、マナーを守って見学してください。
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