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長崎県のイベント・祭り

展覧会 長崎県美術館「雜賀雄二と軍艦島」

2026年10月22日(木)~2027年2月7日(日)
長崎県/長崎市/長崎県美術館

雜賀雄二《月の道―Borderland #22》

雜賀雄二《月の道―Borderland #22》1991年 長崎県美術館蔵 ©Saiga Yuji

雜賀雄二《軍艦島―棄てられた島の風景 #51》

雜賀雄二《軍艦島―棄てられた島の風景 #51》1985年 長崎県美術館蔵 ©Saiga Yuji

●月の道―Borderland〉
2026年10月22日(木)~2027年1月24日(日)
●〈軍艦島―棄てられた島の風景〉
2026年10月28日(水)~2027年2月7日(日)

長崎の沖合に浮かぶ端島(通称・軍艦島)は、明治期以降、海底炭坑によって繫栄の一途をたどりまし た。日本初の鉄筋コンクリート による高層集合住宅が建てられ、最盛期の1960年前後の人口密度は、東京の十倍を超えていたともいわれています。

本展では、軍艦島で二十数年にわたって撮影を続けた写真家・雜賀雄二(1951-)の二つのシリーズを紹介します。

大学で写真にのめり込んだ雜賀は、キリシタン文化に興味を持ったのをきっかけに長崎を頻繁に訪れていましたが、1974年1月、テレビで軍艦島が近々閉山されるというニュースを偶然に見て、ただちに軍艦島へと渡りました。そこは雜賀にとって少年時代に百科事典で知って以来、憧れの島だったのです。以後、無人になるまでの3か月間、雜賀は島で撮影を続けました。

雜賀雄二《軍艦島―棄てられた島の風景 #71》

雜賀雄二《軍艦島―棄てられた島の風景 #71》1985年 長崎県美術館蔵 ©Saiga Yuji

雜賀雄二《月の道―Borderland #42》

雜賀雄二《月の道―Borderland #42》1990年 長崎県美術館蔵 ©Saiga Yuji

1984年7月、10年振りに雜賀は廃墟となった軍艦島に再び立ちます。さまざまな生活の痕跡を残しながら住み手を失った島は、抜け殻の都市そのものでした。しかし島は雜賀を魅了しました。残されたモノたちは、風化の途上にありながら、不思議にも輝いていました。棄てられたことでモノは人の支配から解き放たれ、自由を獲得し新たな生を生き始めたように思えたのです。「島は深く眠っているように見えながら、本当は無人となった日を契機に、目醒めていったのだ」と雜賀は記しています。廃墟への月並みな先入観ではない、「死を生きる島」という概念が『軍艦島―棄てられた島の風景』を生みました。

『月の道―Borderland』(1988~91年撮影)は、島を囲む岸壁上を時計回りと反時計回りでたどりながら、月の光だけの長時間露光で撮影されました。独りで島に寝泊まりをするうちに体験、思考した死生観を、現実の海、岸壁、軍艦島に重ねて視覚化した作品です。
雜賀の作品によって島は世に知られ、軍艦島ブーム、廃墟ブームという大きな波が派生しました。
(本展に出品された全99点は、長崎県美術館が2025年度に新たに収蔵したものです。)

雜賀雄二(Saiga Yuji 1951-)
写真家、ランプ蒐集家・研究家。1951年兵庫県生まれ。愛知県立芸術大学在学中に写真を独学。1974年、初めて軍艦島に渡り閉山までを撮る。1984年に再び軍艦島に上陸以降、無人の島で撮影を続ける。学生時代からの続編として、1987年、九州北部(主に長崎県)の古い天主堂の撮影を始める。愛知県立芸術大学、東京綜合写真専門学校、武蔵野美術大学の非常勤講師を歴任。2012年より『芸術新潮』にて「ランプの肖像」を連載。
国内外にて多くの展覧会を開催。写真集・書籍『軍艦島-棄てられた島の風景』新潮社(1986)。『天主堂』新潮社 (1990)。『月の道-海 月光 軍艦島』新潮社(1993)。『ランプの肖像』filament (2023)など多数。芸術選奨・新人賞を受賞。

=関連企画=
◆アーティストトーク
【日時】 11月23日(月・祝)14:00~16:00(開場13:30)
【会場】 ホール
【講師】 雜賀雄二(写真家)
【定員】 100名 *当日受付
【料金】 無料

【開館時間】 10:00~20:00(1月2日、3日は18:00まで)*最終入場は閉館30分前まで
【休館日】  10月26日(月)、11月9日(月)・24日(火)、12月14日(月)・12月28日(月)~2027年1月1日(元日)・12日(火)・25日(月)
【観覧料】  一般420(340)円、大学生・70歳以上310(250)円、小中高生210(170)円
*( )内は15名以上の団体料金
*県内在住の小・中学生は無料
その他、割引料金は、下記Webサイトでご確認ください。

問合せ先:長崎県美術館 TEL 095-833-2110

詳細は・・長崎県美術館Webサイトへ

◆地図

Googleマップ

電車:
JR長崎駅から 徒歩約15分

路面電車:
・「出島」から 徒歩約3分
・「メディカルセンター」から 徒歩約2分

車:
長崎ICから 徒歩約5分

*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*各地のお祭りには、現代に引き継がれている伝統的な神事や儀式として執り行われているものが数多くあります。現地の係員の指示に従って、マナーを守って見学してください。
*複写・転写を禁じます。

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