アンパンマンの生みの親・やなせたかし(1919-2013)の大規模展覧会です。
漫画家、詩人、絵本作家、イラストレーター、デザイナー、編集者など多彩な活動を繰り広げたやなせは、極上のエンターテイナーでもあります。
彼は「人を喜ばせること」を、人生最大の喜びとしていました。
苛酷な戦争体験、家族との別れ、様々な人との出会いに揉まれ、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」を自分に問い続けたやなせが辿り着いたのは、かっこ悪くても、本当に困っている人に一片のパンを、「あんぱん」を与えられるヒーロー像です。
本展は、2026年にやなせたかし記念館アンパンマンミュージアムが30周年を迎えることを記念し、原画 約200点を中心に、「やなせたかし大解剖」「漫画」「詩」「絵本/やなせメルヘン」「アンパンマン」のテーマで作品を紐解きます。
私たちに勇気を与え続ける作品をぜひご覧ください。
*この展覧会は、熊本会場を皮切りに全国巡回予定です。
<やなせたかし>
1919年、高知県出身(本名:柳瀬嵩)。
東京高等工芸学校工芸図案科(現千葉大学)卒業後、東京田辺製薬宣伝部に入社。徴兵され復員後は高知新聞社で雑誌編集を担当。1947年上京、三越百貨店宣伝部を経て53年に漫画家として独立。舞台美術、作詞、ラジオ・テレビの構成も手がける。67年、「ボオ氏」で週刊朝日マンガ賞受賞。73年創刊の雑誌「詩とメルヘン」(サンリオ)の編集長を務めた。同年『あんぱんまん』(フレーベル館 月刊絵本「キンダーおはなしえほん」)発表。88年にテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」放送開始、国民的人気を博する。作詞に「手のひらを太陽に」(1961)、絵本に『やさしいライオン』(フレーベル館、1975)ほか多数。2013年、94歳で永眠。
【開館時間】 10:00~20:00(入場は19:30まで)
【休館日】 火曜日 *ただし、4月29日(火・祝)は開館し、翌30日(水)は休館。5月6日(火・祝)は開館し、翌7日(水)は休館。
【観覧料】 一般1,500円(1,300円)、シニア1,200円(1,000円)、学生(高校生以上)1,000円(800円)、中学生以下無料
*( )内は前売り、20名以上の団体、電車・バス1日乗車券、JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証/美術館友の会証をご提示の方の料金
*うぇるかむパスポートをご提示の方は無料
問合せ先:熊本市現代美術館 TEL 096-278-7500
詳細は・・特設Webサイトへ
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*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*各地のお祭りには、現代に引き継がれている伝統的な神事や儀式として執り行われているものが数多くあります。現地の係員の指示に従って、マナーを守って見学してください。
*複写・転写を禁じます。