《木造男神坐像》平安時代末期~鎌倉時代(12~13世紀)
嘉島町・六嘉神社蔵 熊本県立美術館寄託
熊本県立美術館には、熊本市の大慈寺や菱形八幡宮、玉名市の広福寺など様々な寺院や神社から寄託された仏像、絵画をはじめとした美術工芸品が保管されています。
どれも中世熊本の歴史をものがたる貴重な文化財として今日まで守り伝えられてきたもので、彫刻、絵画、工芸、書跡など分野は多岐にわたります。
本展では、まず、これらの寺院、神社の美術品と、熊本県立美術館のコレクションから仏と神をモチーフとした作品を紹介し、仏と神の美術の歴史を振り返ります。
さらに、ほとんどの寺院や神社に共通しているのは、地域の有力者、特に武士たちの影が見え隠れしていることです。
幾度も合戦を繰り返した武士にとって、寺社とはおのれの武運長久と一族の結束を願う信仰の対象でした。
同時に寺社を保護することによって、周辺に住む人々の信頼を得てきました。
また、細川家も江戸時代に350年にわたって肥後熊本藩をおさめた大名として、藩内の多くの寺院や神社に深くかかわってきました。
本展では、仏と神と侍の間に結ばれた関係と、それによってもたらされたものが何だったのかについて迫ります。
=関連イベント=
◆ミュージアムセミナー
【日時】 12月17日(土) 14:00~15:00(13:30より開場)
【場所】 熊本県立美術館 文化交流室
【講師】 萬納恵介(熊本県立美術館 学芸員)
【参加費】 無料、事前申込不要
【開館時間】9:30~17:15(入館は16:45まで)
【休館日】 月曜日 *祝日の場合は開館し、翌平日休館
【料金】 一般280(200)円、大学生170(130)円、高校生以下無料
*障がい者手帳をお持ちの方無料
*( )内は20名以上の団体料金
*新型コロナウイルスの影響により展覧会・イベント情報が変更または中止になる場合があります。ご来館の際は、事前にWebサイトでご確認ください。
問合せ先:熊本県立美術館 本館 TEL 096-352-2111
詳細は・・熊本県立美術館Webサイトへ
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