◆企画展「中世前期の領主居館」
島津荘惣地頭職を得た島津氏は紆余曲折を経て、薩摩・大隅・日向国諸県郡に勢力を拡大し、他地域では稀な約700年に渡る南九州の統治者として存続しました。室町時代以降、他地域から南九州への領主勢力の転入・定着はみられなくなりますが、古代末から南北朝期には多くの勢力が南九州に渡来しました。在来勢力と外来勢力の軋轢のなかで、没落・分裂して他勢力に臣従する勢力もあり、南北朝時代の争乱を複雑化させました。
黎明館開館40周年記念企画特別展「南北朝の動乱と南九州の武士たち」開催に関連して、その背景となる古代末から中世前期の南九州の領主層の様子を考古資料から紹介します。
【会期】 9月5日(火)~11月26日(日)
【会場】 3階 企画展示室
◆開館40周年記念企画特別展「南北朝の動乱と南九州の武士たち」
鎌倉時代のモンゴル襲来という国難から、幕府滅亡とその後の南北朝の動乱へと、中世は次々と争乱が勃発する激動の時代でした。
本展覧会では、これらの相次ぐ争乱に直面した南九州の武士たちが、生き残りをかけて戦い抜く姿を、現代に遺された貴重な古文書を手がかりに、関連する考古資料や絵画資料等を交えて紹介します。
【会期】 9月29日(金)~11月5日(日)*初日は10:00開場
【会場】 2階 第2特別展示室
【観覧料】 一般800(600)円、大学生500(350)円、高校生以下無料
*( )内は前売券、及び団体20名以上の料金
=関連イベント 記念講演会・展示解説講座=
【会場】 2階 講堂
【定員】 245名 *要事前申込、応募者多数の場合は抽選
【料金】 無料
*関連イベントの応募期間・申込方法についての詳細は、黎明館Webサイトをご覧ください。(7月中旬掲載予定)
問合せ先:鹿児島県歴史・美術センター黎明館 TEL 099-222-5404
A:記念講演会①「九州南部の南北朝内乱」
【日時】 10月8日(日) 13:30~15:00
【講師】 新名一仁氏(南九州大学非常勤講師)
B:記念講演会②「南九州の南北朝内乱と九州探題今川了俊」
【日時】 10月22日(日) 13:30~15:00
【講師】 堀川康史氏(東京大学史料編纂所准教授)
C:記念講演会③「南北朝期の合戦の実態と情報操作」
【日時】 10月29日(日) 13:30~15:00
【講師】 松本一夫氏(元栃木県公立学校長)
D:展示解説講座「南北朝の動乱と南九州の武士たち」
【日時】 11月4日(土) 13:30~15:00
【講師】 吉村晃一(黎明館学芸専門員)
◆学芸講座
【会場】 3階 講座室
【定員】 60名 *要事前申込、応募者多数の場合は抽選
【料金】 無料
*郵便往復ハガキ(126円)、または電子申請による事前申込みが必要。
応募方法の詳細は黎明館Webサイト、もしくは「黎明館学芸講座」の案内チラシをご覧ください。
問合せ先:鹿児島県歴史・美術センター黎明館 TEL 099-222-5404
●桂久武と秩禄処分
【日時】 11月18日(土) 13:30~15:00
【講師】 市村哲二(黎明館 学芸専門員)
【参加申込期間】2023年10月18日(水)~11月1日(水)(消印有効)
鹿児島県歴史・美術センター黎明館・・
明治百年(昭和43年)を記念して、昭和58(1983)年に開館した人文系の総合博物館で、鹿児島の歴史、考古、民俗、美術・工芸を紹介しています。
黎明館の敷地は、江戸時代の鹿児島(鶴丸)城の本丸跡で、今でも壕、石垣、石橋など由緒あるものが残っており、これらは、県指定史跡になっています。
【開館時間】9:00~18:00(入館は17:30まで)
【休館日】 月曜日(祝日の時は翌日)・毎月25日(土・日の場合は開館)
【観覧料】 企画展・常設展示/一般410(300)円、高校・大学生250(150)円、小・中学生150(80)円
*( )内は20名以上の団体料金
*障害者手帳等の提示のあった方と、その介助者1名は無料
*鹿児島県内に居住する70歳以上の方は無料(年齢・住所を確認できる書類の提示が必要)
*鹿児島県内に居住する18歳以下の方は、土・日・祝日に限り無料(年齢・住所を確認できる書類の提示が必要)
問合せ先:鹿児島県歴史・美術センター黎明館 TEL 099-222-5100
詳細は・・鹿児島県歴史・美術センター黎明館Webサイトへ
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*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*各地のお祭りには、現代に引き継がれている伝統的な神事や儀式として執り行われているものが数多くあります。現地の係員の指示に従って、マナーを守って見学してください。
*複写・転写を禁じます。