©水木プロダクション
『ゲゲゲの鬼太郎』などで知られる日本漫画界の鬼才 水木しげるは、鳥取県境港で過ごした少年時代に見た正福寺所蔵の「地獄極楽絵図」に心を奪われて以来、目に見えない世界を信じるようになり、生涯にわたって不思議な世界を表現し続けました。
本展は、太平洋戦争の激戦地ラバウルで生死の境をさまよい片腕を失い、極貧時代を乗り越え、独自の漫画表現に到達した水木の画業を、漫画原稿や原画、愛用の道具、多彩な映像資料、約350点で紹介する九州初の大規模回顧展です。
2017年から2023年まで全国9箇所を巡回し、広く世代を越えて人々の心に強い印象を与えてきました。
今年は、水木の没後10年と戦後80年の節目の年です。
探究心と洞察力、緻密な作画によって生み出された水木ワールドは、今を生きる私たちの眼にどのように映るのでしょうか。
どうぞお楽しみください。
=作家紹介=
水木しげる(本名 武良茂)
1922年生まれ、鳥取県境港市で育つ。漫画家、妖怪研究家。
太平洋戦争で激戦地ラバウルに出征し左腕を失って復員。紙芝居作家を経て漫画家に転向。
1965年に『テレビくん』で講談社児童まんが賞を受賞、一躍人気作家に。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』など。2003年に旭日小綬章。
2007年に『のんのんばあとオレ』で「アングレーム国際漫画祭」最優秀コミック賞を受賞。
2010年、文化功労者。
2012年に『総員玉砕せよ!』、2015年に『昭和史』でウィル・アイズナー賞最優秀アジア作品賞を受賞。
2015年11月30日、93歳で逝去。
【開園時間】 9:00~17:00、7月20日~8月31日の土・日・祝日は19:00まで(入園は閉園30分前まで)
【休園日】 月曜日 *祝日の場合は翌日、7月14日(月)・8月12日(火)・9月22日(月)は開園
【観覧料】 一般1,200(1,000)円、高大生800(600)円、小中生600(400)円
*( )内は前売り、または20人以上の団体料金
問合せ先:鹿児島県霧島アートの森 TEL 0995-74-5945
ご参考・・鹿児島県霧島アートの森Webサイトへ
Googleマップ
*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*各地のお祭りには、現代に引き継がれている伝統的な神事や儀式として執り行われているものが数多くあります。現地の係員の指示に従って、マナーを守って見学してください。
*複写・転写を禁じます。