20世紀を代表する巨匠の1人、マルク・シャガール(1887-1985)は、鮮やかな色を使った幻想的な絵画で親しまれ、「色彩の魔術師」とも呼ばれる画家です。
本展では、長島美術館コレクションよりシャガールの「サーカス」をテーマに刊行された版画集を紹介します。
19世紀末頃から20世紀初頭にヨーロッパ諸国で全盛期を迎え、一般大衆から貴族まで、多くの人々を魅了してきたサーカスは、シャガールをはじめ、ピカソや、ルオーなど多くの芸術家たちがテーマとして取り組み、数々の作品を残しています。
華やかな表舞台とは対照的な貧しい舞台裏、サーカスの人々の生活を人生の縮図であると捉えたシャガールは、モチーフとして描き続けた恋人達やバイオリン弾き、故郷の風景などを織り交ぜながら、自身の人生を大きく重ねて表現しました。
本版画集(出版された250部のうち当館所蔵品は54番目)は、これまでのシャガールの人生や芸術の集大成ともいえるでしょう。
サーカスの華やかな舞台の「光」と、その裏にある「影」を人生になぞらえ描かれた、シャガールの色彩豊かで幻想的な世界をお楽しみください。
(作品数:38展(版画))
【開館時間】 9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】 火曜日
【入館料】 一般1,000円、高大生800円、小中生400円、シニア(65歳以上)500円
*常設展6室も含んだ料金
問合せ先:長島美術館 TEL 099-250-5400
詳細は・・長島美術館Webサイトへ
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*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*各地のお祭りには、現代に引き継がれている伝統的な神事や儀式として執り行われているものが数多くあります。現地の係員の指示に従って、マナーを守って見学してください。
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