長島美術館のコレクションの中から、約3年ぶりにシャガールの版画集「ダフニスとクロエ」を展示します。
その鮮やかな色彩で「色彩の魔術師」といわれ、現在もなお多くの人々に愛され続けているシャガール。油彩と同様、版画作品も多く制作しています。
「ダフニスとクロエ」は、2‐3世紀のギリシアの詩人ロンゴスが書いた物語で、エーゲ海に浮かぶ美しい島レスボス島を舞台に、山羊飼いに拾われた少年ダフニスと、羊飼いの牧人に拾われた少女クロエが成長し、愛を育んでいく物語です。
その物語にシャガールが挿絵として42点の版画を制作し、版画集として出版しました。
季節を巡りながら進んでいくストーリーに沿って描かれた作品は、色彩豊かに彩られ、光に溢れたギリシアの風景を表しています。
シャガールは、この版画制作のためにギリシアを取材して廻りました。
その時に滞在したアテネ、ボロス島、オリンピアなどの風景や地中海の光は、シャガールに鮮烈な印象を残しました。
20色以上の色を用いて表現した物語は、色彩の魔術師と称されるシャガールの芸術が凝縮されています。
物語の持つ古代ギリシアの牧歌的風景と、シャガールの色彩が放つ、カラーリトグラフの明るく幻想的な世界をぜひご覧ください。
【開館時間】 9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】 火曜日 *5月3日(火・祝)は開館、5月6日(金)は休館
【入館料】 一般1,000円、高大生800円、小中生400円、シニア(65歳以上)500円
*団体20名様以上は2割引(シニア除く)
*会期は新型コロナウイルスの感染状況により変更の可能性があります。
問合せ先:長島美術館 TEL 099-250-5400
詳細は・・長島美術館Webサイトへ
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*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*各地のお祭りには、現代に引き継がれている伝統的な神事や儀式として執り行われているものが数多くあります。現地の係員の指示に従って、マナーを守って見学してください。
*複写・転写を禁じます。