美術館・博物館 

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◆福岡県立美術館

見る 郷土の美術をみる・しる・まなぶ 番外編 ARS/NATURA -「風景」の向こう側-

2017年10月7日(土)~11月26日(日)
福岡市/福岡県立美術館(中央区)

騒めく木々に、揺れる水面。峻厳たる山々に、雄大なる海原、浩浩たる天空。私たちは、私たちをとりかこむ諸々の現象、事物――それらをここではまとめて「自然」と呼びましょう――を「風景」あるいは「山水」などと名づけ、描き留めてきました。長い歴史のなかで、人間が、自然を、その欠片を表してきた様々な作品の中には、自然への憧憬あるいは畏怖、好奇心や所有欲などの様々な感情を見出すことができます。それはとりもなおさず、私たちがどのように自然と向き合ってきたかの現れでもあります。
「ARS/NATURA ―「風景」の向こう側―」展では、福岡を中心に活躍する現代美術の作家eito、古賀義浩、柴田高志、瀬戸口朗子の作品、そして福岡県立美術館のコレクションにより、自然をめぐる美術の諸相をご紹介します。油彩画から日本画、彫刻、ドローイング、インスタレーション、あるいは江戸時代の生写図や粉本などの絵画資料類まで、様々な作品を通じて、人と自然の関係、そして今を生きる私たちにとって自然とは何か、そのありようを提示することを試みます。

出品予定作品:
古賀義浩、瀬戸口朗子、柴田高志、eitoの4名の現代美術作家の新作・旧作と坂本繁二郎、児島善三郎、髙島野十郎、野見山暁治、水上泰生、尾形家絵画資料など福岡県立美術館収蔵作品。

【休館日】  月曜日 (ただし、祝休日の場合はその翌平日)
【開館時間】 10:00~18:00  *入場は17:30まで
【観覧料】  一般300円(200円)、高大生140円(100円)、小中生60円(50円)
       *( )内は20名以上の団体料金
       *身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方
        及びその介護者は無料
       *土曜日来場の高校生以下の方は無料

問合せ先:福岡県立美術館 TEL 092-715-3551
詳細は・・福岡県立美術館Webサイト

【関連イベント】
講演会= 「風景」とは何か-ドイツ・ロマン主義の風景画を手掛かりに
【日時】 11月4日(土) 14:00~
【会場】 福岡県立美術館4階 視聴覚室
【出演】 落合桃子(福岡大学人文学部講師)
【料金】 無料
講演会= 「風景」の向こう側-コレクションを通してみるARSとNATURA
【日時】 11月11日(土) 14:00~
【会場】 福岡県立美術館4階 視聴覚室
【出演】 藤本真帆(福岡県立美術館学芸員、本展企画者)
【料金】 無料
ギャラリートーク
本展担当学芸員が作品についてお話しします。
【日時】 10月21日(土)、11月18日(土) 各日とも14:00~
【会場】 福岡県立美術館4階 展示室
【料金】 無料(ただし展覧会入場券が必要)

◆福岡市博物館

見る 黒田家の女乗物

村梨子地唐草蒔絵女乗物

村梨子地唐草蒔絵女乗物/江戸時代中期(18世紀)

2017年8月8日(火)~10月15日(日)
福岡市/福岡市博物館2階 企画展示室3(早良区)

江戸時代、身分の高い女性が使った駕籠のことを「女乗物」と呼びました。その中でも特に最上のものは黒漆塗に金粉や銀粉を蒔きつけた装飾が施されているのですが、これは徳川将軍家や大名家の夫人だけに許された仕様でした。
今回展示するのは福岡市博物館が近年収集した福岡藩とその支藩である秋月藩にゆかりのある女乗物二点です。
1つは正面に白餅紋(しろもちもん)、 後ろに藤巴紋(ふじどもえもん)の飾り金具を使ったもので、 福岡藩主の夫人が使ったものと考えられます。
もう1つは秋月藩九代藩主黒田長韶(ながつぐ)夫人(川越藩主松平直恒(なおつね)娘) が使用したという伝来を持つものです。
大名家の女性が使用した乗物は全国でも30数点が確認されるのみで、非常に貴重なものですが、 この2点は長い間ホテルや結婚式場で展示品として活用されていたことで現在まで幸運にして伝わってきた品です。

【休館日】  月曜日 *月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館
【開館時間】 9:30~17:30(入場は17:00まで)
【観覧料】  一般200円(150円)、高大生150円(100円)、中学生以下無料
       *( )内は団体料金

問合せ先:福岡市博物館 TEL 092-845-5011
ご参考・・福岡市博物館Webサイト

見る 夜と道具

松灯蓋

松灯蓋

2017年8月22日(火)~10月15日(日)
福岡市/福岡市博物館2階 企画展示室4(早良区)

くらしの道具の中にも、それが使われるのにふさわしい時間があります。夜という時間とさまざまな道具の結びつきを再発見していきます。

【休館日】  月曜日 *月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館
【開館時間】 9:30~17:30(入場は17:00まで)
【観覧料】  一般200円(150円)、高大生150円(100円)、中学生以下無料
       *( )内は団体料金

問合せ先:福岡市博物館 TEL 092-845-5011
ご参考・・福岡市博物館Webサイト

見る 市美×市博 黒田資料名品展III 黒田家の婚礼

藤巴桐紋露置薄文蒔絵挟箱

藤巴桐紋露置薄文蒔絵挟箱(福岡市美術館蔵)

2017年8月22日(火)~10月22日(日)
福岡市/福岡市博物館2階 企画展示室1(早良区)

黒田資料に残る婚礼調度と道具帳、婚礼記録を併せて展示し、黒田家の婚礼の威容を紹介します。

【休館日】  月曜日 *月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館
【開館時間】 9:30~17:30(入場は17:00まで)
【観覧料】  一般200円(150円)、高大生150円(100円)、中学生以下無料
       *( )内は団体料金

問合せ先:福岡市博物館 TEL 092-845-5011
ご参考・・福岡市博物館Webサイト

見る 市美×市博 黒田資料名品展IV 藩主夫人が愛した文物

塩竃松島図屏風

塩竃松島図屏風(福岡市美術館蔵)

2017年8月29日(火)~11月5日(日)
福岡市/福岡市博物館2階 企画展示室2(早良区)

黒田家の重宝類の由緒を記した様々な記録と現存する藩主夫人の遺愛品を照合し、その伝来過程を明らかにし紹介します。

【休館日】  月曜日 *月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館
【開館時間】 9:30~17:30(入場は17:00まで)
【観覧料】  一般200円(150円)、高大生150円(100円)、中学生以下無料
       *( )内は団体料金

問合せ先:福岡市博物館 TEL 092-845-5011
ご参考・・福岡市博物館Webサイト

見る 神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展

ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像

ジュゼッペ・アルチンボルド
《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》1591年、油彩・板、スコークロステル城、スウェーデン Skokloster Castle, Sweden

2017年11月3日(金・祝)~12月24日(日)
福岡市/福岡市博物館2階 特別展示室(早良区)

あらゆるジャンルを横断する稀代のコレクター、ルドルフ2世が見つめた、美しく妖しい世界
プラハに宮廷を構え、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ2世(1552-1612)は、稀代の収集家として、また芸術の庇護者として知られています。16世紀末から17世紀初頭、彼の宮廷には世界各地から優れた人物たちが集結し、芸術作品、あるいは科学機器等のあらゆる優れた創作物、更には新たに発見された珍奇な自然物などが集められ、文字通り「驚異の部屋」とでも呼ぶべき膨大なコレクションが形成され、当時のヨーロッパの芸術文化の一大拠点となりました。
本展ではジュゼッペ・アルチンボルドをはじめ、ルドルフ2世が愛好した芸術家たちの作品を中心に、占星術や錬金術にも強い関心を示した皇帝の、時に魔術的ともいえる魅力に満ちた創造と科学の世界を、九州のみならずアジアで観る機会の少ない西洋美術の一級品、絵画、工芸品、当時の科学機器などで紹介します。

九州初上陸! 皇帝に寵愛された画家アルチンボルドが描く異色の肖像画!
出展作品の中でも、謎の肖像画として世界中の注目を集め続けている、アルチンボルド作《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》は、九州初公開となる傑作です。植物や動物など事物を組み合わせ、四季を掌握する力を持つ神として描かれた皇帝の肖像画を特別公開します。
ルドルフ2世は、1583年に帝都をウィーンからプラハに移し、独自の芸術文化をその宮廷に花開かせました。ヨーロッパの人々でも不可解という、魅惑的で魔術的ともいえる世界観を形成しているコレクションを作り上げたことで知られています。

動物、植物、昆虫のオンパレード-繊細な自然観察から生まれた傑作名画の数々
ルドルフ2世のもとには、新たに発見された博物のみならず、新たに発明された科学機器、創造された芸術作品が収集されました。動物、植物、鉱物などの自然物も、皇帝コレクションの一部を構成しました。

絵画だけじゃない! 工芸品、発明品の数々
同時代のあらゆる蒐集家を凌駕し、自身のコレクションに国力が強化された姿を見ようとしたルドルフ2世。そのコレクションには、当時、最先端であった天文学や科学の知識、高い工芸技術力が結晶化した文物が揃っていました。本展では、同時代の美術工芸品をご紹介します。

【休館日】  月曜日 *月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
【開館時間】 9:30~17:30(入館は17:00まで)
【観覧料】  一般1,500円(1,300円)、高大生900円(700円)、小中生600円(400円)
       *( )内は前売、20人以上の団体、満65歳以上、外国の方の割引料金

問合せ先:福岡市博物館 TEL 092-845-5011
詳細は・・公式Webサイト
ご参考・・福岡市博物館Webサイト

応募フォーム

【関連イベント】
講演会= ルドルフ2世の宮廷で花開いた芸術(仮題)
本展ヨーロッパ側監修者、アラン・タピエ氏が特別来日!
【日時】 11月3日(金・祝) 13:00~14:30
【会場】 福岡市博物館1階 講堂
【出演】 アラン・タピエ(元リール美術館館長) *通訳付
【定員】 240名(要事前申込、応募多数の場合は抽選)
【料金】 無料(ただし本展の観覧券もしくは半券が必要)
【参加申込締切】 10月11日(水)
講演会= 片桐仁による独善的博物館の楽しみ方・アートの魔力
コメディアンであり、不条理粘土アーティストとして活躍中の片桐仁氏が「アートの魔力」と博物館の楽しみ方を語り尽くします。
【日時】 11月22日(水) 16:30~17:30
【会場】 福岡市博物館1階 講堂
【出演】 片桐仁(コメディアン、俳優、彫刻家)
【定員】 240名(要事前申込、応募多数の場合は抽選)
【料金】 無料(ただし本展の観覧券もしくは半券が必要)
【参加申込締切】 10月30日(月)
パフォーマンス= フラワーライブパフォーマンス「伝巧節花」驚異の世界スペシャルver.
植物の生命を多方面から観察しアートの世界と結びつける-福岡市の花屋集団「伝巧節花」が贈る一期一会の舞台。
【日時】 12月3日(日) 14:00~15:00
【会場】 福岡市博物館1階 講堂
【出演】 伝巧節花/猪俣悟、大内田美紀(DOUBLE CROWN)、
     村上康平(October Crutch Flowers)、勝野剛(THE MANGROVE)、
     松下大志(GARGOYLE)
【定員】 240名(要事前申込、応募多数の場合は抽選)
【料金】 無料(ただし本展の観覧券もしくは半券が必要)
【参加申込締切】 11月15日(水)
音楽会= 弦楽アンサンブルコンサート「ウィーン・プラハの調べ」
【日時】 11月18日(土) 11:00~11:30、13:00~13:30
【会場】 福岡市博物館1階 グランド・ホール
【出演】 ヴァイオリン・・齋藤羽奈子(九州交響楽団)、葉石真衣(九州交響楽団)
     ヴィオラ・・細川泉、チェロ・・石原まり(九州交響楽団)
【料金】 無料(申込不要)
学芸員によるギャラリートーク
本展担当学芸員によるギャラリートーク。
【日時】 第2・4水曜日 14:00~
【会場】 福岡市博物館 特別展示室
【料金】 無料(申込不要。ただし本展入場者が対象)
スペシャル・コラボレーション=
 現代美術作家 フィリップ・ハース×ルドルフ2世の驚異の世界展

アルチンボルドの絵画を立体作品として再現!
アメリカの現代美術作家フィリップ・ハースの作品が九州に初上陸します。(撮影可!)

◆福岡アジア美術館

見る ≪静寂な混沌―福岡がみつめたタイ現代美術≫展
  “Peaceful Chaos - Thai Contemporary art through the lens of Fukuoka”

パンヤー・ウィチンタナサーン≪魂の旅≫

パンヤー・ウィチンタナサーン(Panya Vijinthanasarn)
≪魂の旅≫(The Journey of Soul)制作年:2001年 福岡アジア美術館所蔵

2017年5月11日(木)~12月25日(月)
福岡市/福岡アジア美術館 (博多区)

日本とタイは1887年に「日タイ修好宣言」を交わし、今年はその130周年記念になります。
本展は、これまで福岡市美術館、福岡アジア美術館がタイ美術を紹介した歴史を土台にしながら、当館所蔵作品である仏教美術に革新をもたらした新伝統派、加速する工業化や、大量消費社会の歪みを真摯に表現してきた美術家たちの作品をご紹介します。

【休館日】  水曜日(水曜が休日の場合はその翌平日) *7月20日(木)~8月20日(日)は無休
【開場時間】 10:00~20:00(入室は19:30まで)
【観覧料】  一般200(150)円、高・大生150(100)円、中学生以下無料
       *( )内は前売り、団体料金

問合せ先:福岡アジア美術館 TEL 092-263-1100
ご参考・・福岡アジア美術館Webサイト

見る サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで 

サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで

2017年11月3日(金・祝)~12月25日(月)
福岡市/福岡アジア美術館(博多区)

東南アジア10か国*の1980年代以降の現代美術を取り上げる展覧会「サンシャワー:東南アジアの現代美術展1980年代から現在まで」。
本展は、東京の国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンターが共同で開催している展覧会(東京会場:7/5~10/23)の部分巡回となり、福岡では10カ国から約30人・組の作品を紹介します。展覧会にはあじびのアーカイブを活かした福岡オリジナルの要素が盛り込まれる他、博多部にも会場を広げ、東南アジア作家が新作を発表します。
*参加国:インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス

【休館日】  毎週水曜日
【開場時間】 10:00~20:00(入場は19:30まで)
【観覧料】  一般800円(600)円、高大生500円(300)円、中学生以下無料
       *( )内は前売り、20名以上の団体料金

問合せ先:福岡アジア美術館 TEL 092-263-1100
詳細は・・福岡アジア美術館Webサイト

【オープニングトーク】
ギャラリートーク
本展出品作家が作品についてお話しします。
【日時】 11月3日(金・祝) 11:00~12:00
【会場】 福岡アジア美術館 展覧会場(7階)
【参加作家】 リー・ウェン [シンガポール](予定)
       フェリックス・バコロール [フィリピン]
【料金】 無料 *要展覧会チケット、日英逐次通訳あり
シンガポールのザ・アーティスト・ビレッジと福岡の作家たち
本展出品作家が作品についてお話しします。
【日時】 11月3日(金・祝) 14:00~15:30
【会場】 福岡アジア美術館 あじびホール(8階)
【参加作家】 コウ・グワンハウ[シンガポール]
       牛嶋均 [福岡]、古賀義浩 [福岡]
【料金】 無料 *日英逐次通訳あり
光に照らされて/Coming to Light(「博多でつなぐ東南アジア」展より)
本展出品作家が作品についてお話しします。
【日時】 11月3日(金・祝) 16:00~17:30
【会場】 福岡アジア美術館 あじびホール(8階)
【参加作家】 スーザン・ビクター [シンガポール]
【料金】 無料 *日英逐次通訳あり
【関連イベント】
鬼才の監督5人が撮った東南アジア美術&解説トーク
東南アジアの映画監督がシンガポール国立美術館の所蔵作品から着想して制作した短編映画集の上映と、特別解説トーク。
【日時】 11月4日(土) 14:00~15:30
【会場】 福岡アジア美術館 あじびホール(8階)
【映画】 『Art Through Our Eyes(僕らが見た、美術)』
     (2016年|シンガポール|30分|デジタル上映|日本語字幕)
【監督】 アピチャッポン・ウィーラセタクン、ブリランテ・メンドーサ、エリック・クー、ホー・ユーハン、ジョコ・アンワル
【トーク】 後小路雅弘(九州大学大学院人文科学研究院教授)
【料金】 無料
アジア太平洋におけるソーシャリー・エンゲイジド・アート
アジア各地の社会に関与するアートの事例報告&ディスカッション。
【日時】 11月26日(日) 14:00~17:00
【会場】 福岡アジア美術館 あじびホール(8階)
【参加者】 レオノール・ヴェイガ(ライデン大学、研究者)*福岡アジア美術館レジデンス研究者
      ジェームズ・ジャック(九州大学ソーシャルアートラボ、美術作家)
      ヘアロハ・ジョンストン(ホノルル美術館、学芸員)、中尾智路(当館学芸員)ほか
【料金】 無料 *日英逐次通訳あり
後小路教授とめぐる東南アジア現代美術の旅
東南アジア美術研究の第一人者が、30年間の東南アジア調査をふりかえる。
【日時】 12月9日(土) 14:00~15:30
【会場】 福岡アジア美術館 あじびホール(8階)および展覧会場(7階) *集合はあじびホール
【トーク】 後小路雅弘(九州大学大学院人文科学研究院教授)
【料金】 無料 *要展覧会チケット
学芸員によるギャラリートーク
日時等詳細は、随時ホームページに掲載します。
【料金】 無料 *要展覧会チケット

◆九州国立博物館

見る 特別展 「新・桃山展 -大航海時代の日本美術

新・桃山展

2017年10月14日(土)〜 11月26日(日)
太宰府市/九州国立博物館

本展覧会では、倭寇の船で来日したポルトガル人が鉄砲を伝えた1543年(または1542年)から、徳川幕府がキリスト教を禁じ、貿易統制を布いて「鎖国」を完成させた1639年までの約100年間に焦点を当て、「文化交流」という視点からこの激動の時代の美術を改めて見つめ直します。
この時期、世界に目を向ければ、大航海時代の先駆をつとめたポルトガルとスペインがアジアに到達して交易と宣教を推し進め、それに追尾する形でオランダやイギリスも東方貿易に参入しました。
本展覧会では、目まぐるしく変化する時勢と、人、モノの往来に対して異なる外交政策をとった当時の三人の天下人-織田信長、豊臣秀吉そして徳川家康-を各章の案内役にすえ、彼らの時代を彩った名宝を、対外交流という観点から新たに見直します。
<展示構成>
第一章 アジアの海と信長の覇権
16世紀半ばの遣明使の終焉に伴い、次第に西日本の大名や海賊の後期倭寇による私的貿易が盛んになりました。特に東南アジアへのルートに進出した倭寇は、当時の海域交流の主役となり、1543年に鉄砲を伝えたポルトガル人は倭寇の船で種子島に到来し、1549年にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルも密貿易を行う中国の船に乗り鹿児島へ上陸しました。織田信長(1534-82))はキリスト教に寛容で、その信仰も各地に広がり、1582年に九州のキリシタン大名が天正遣欧使節をローマ教皇のもとへ派遣した際の贈り物には、信長が狩野永徳(1543-90)に描かせた「安土城図屏風」が含まれていました。
第二章 秀吉の世界への眼差し
織田信長の没後、豊臣秀吉(1537-98)が覇権を握った十数年は、短い歳月ではありましたが、日本美術の歴史の中でも最も稔り(みのり)豊かな黄金時代でした。狩野永徳の檜図屏風(国宝)や長谷川等伯(1539-1610)の松林図屏風(国宝)など絢爛豪華な屏風絵や、千利休(1522-91)の美意識が生み出した茶陶が、桃山文化の気風を今に伝えてくれます。
秀吉は1587年に筑前国箱崎でバテレン追放令を出し、1597年には秀吉の指示により長崎で26人のキリシタンが殉教するなど、キリスト教を排斥。また、天下を統一し海外を目指した秀吉は、この世紀最大の戦争である文禄・慶長の役(1592~93、1597~98)で名護屋城から朝鮮に攻め入りました。
第三章 徳川幕府と「鎖国」への道
1598年、秀吉が死去し、朝鮮への出兵は終結。徳川家康(1542-1616)は、早くも翌年に朝鮮との国交回復交渉に着手し、1607年に使節の来日が実現しました。また、家康は東南アジア諸国との通商を求めて、朱印船貿易を開始。豊後国臼杵に漂着したオランダ船の乗務員であった、イギリス人航海士のウィリアム・アダムス(三浦按針、1564-1620)を外交顧問に登用し、オランダ・イギリスにも門戸を開きました。こうした政策が功を奏し、諸外国の多彩な文物が日本にもたらされました。
しかし、1612年に駿府でキリスト教の禁令が出され、その弾圧は全国へ拡大。そのころ頂点を極めた南蛮美術も姿を消してゆきました。同時に幕府は出入国の禁止や貿易統制の強化を図り、1639年の「鎖国」完成への道を踏み出しました。

【休館日】  毎週月曜日
【開館時間】 日曜日・火曜日~木曜日=9:30~17:00(入館は16:30まで)
       金曜日・土曜日=9:30~20:00(入館は19:30まで)
【観覧料】  一般1,600円(1,400円)、高大生1,000円(800円)、小中生600円(400円)
       夜間割引料金:一般1,400円、高大生800円、小中生400円
       (夜間開館当日午後5時以降に当館内券売所で販売。
        夜間割引料金で購入されたチケットで17時以前に入場することはできません。)

       *( )内は前売りおよび団体料金(有料の方が20名以上の場合)。
       *上記料金で九州国立博物館4階「文化交流展(平常展)」もご観覧いただけます。
       *障がい者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料です。
        展示室入口にて障がい者手帳等をご提示ください。
       *満65歳以上の方は前売り一般料金でご購入いただけます。
        券売所にて生年月日がわかるもの(健康保険証・運転免許証等)をご提示ください。
       *小中生、高大生は学生証をご提示ください。
       *キャンパスメンバーズの方は団体料金でご購入いただけます。
        券売所にて学生証、教職員証等をご提示ください。

問合せ先:NTTハローダイヤル TEL 050-5542-8600(8時~22時)
詳細は・・九州国立博物館Webサイトへ、公式Webサイト

【関連イベント】
直木賞作家 安部龍太郎氏 講演会「天下人と大航海時代」
「戦国時代は日本が初めてヨーロッパと出会ったグローバル化の時代である。 そのためにどんな変化や問題が起こり、信長、秀吉、家康ら天下人はどう対応 しようとしたのか。新たな視点で話をさせていただきたい」(安部氏からのメッセージ)
【日時】 10月15日(日) 13:30~15:00
【会場】 九州国立博物館1階 ミュージアムホール
【講師】 直木賞作家 安部龍太郎氏
【定員】 先着280名(要事前申込)
【料金】 無料 *聴講券の提出と本展観覧券もしくは半券の提示が必要
【申込締切】 2017年9月22日(金)必着
*申込方法は、九州国立博物館Webサイトをご覧ください。

リレー講座 「大航海時代の世界と日本」
【会場】 九州国立博物館1階 ミュージアムホール
【定員】 先着280名(事前申込不要、当日受付)
【料金】 無料 *本展観覧券もしくは半券の提示が必要
<第1回>【日時】 10月21日(土) 14:00~15:30
     【講師】 鷲頭 桂(九州国立博物館主任研究員)「南蛮美術とビオンボ」
          酒井田千明(九州国立博物館研究員)
              「陶磁器に見る文化交流 - 大航海時代がもたらしたもの」
<第2回>【日時】 10月28日(土) 14:00~15:30
     【講師】 松浦晃佑(九州国立博物館研究員)「諸史料に見る『安土城図屏風』」
          伊藤嘉章(九州国立博物館副館長)「桃山の茶陶 - 茶碗を中心に - 」

「黄金の茶室」特別展示
秀吉の美の極致、豪華絢爛な 「黄金の茶室」(復元品・京都市蔵)が九博に登場!
【日時】 10月13日(金)~11月26日(日)
【会場】 九州国立博物館1階 エントランスホール

◆久留米市美術館

見る じっと見る ブリヂストン美術館収蔵作品より

関根正二《子供》

関根正二《子供》1919年 ブリヂストン美術館蔵

2017年7月29日(土)~11月5日(日)
前期=7月29日(土)~9月24日(日)、後期=9月28日(木)~11月5日(日)

久留米市/久留米市美術館 本館2階

本展では、画家・彫刻家が時に厳しく、時に悩み、時に楽しく、時に静かにじっと見つめて熱心に表現したものを、「人物」「自然」「馬」「静物」「都市」「見えないもの」の6つのグループに分けてご紹介します。ギリシア陶器から日本と西洋の近現代美術まで、石橋財団の幅広いコレクションより約130点を展示します。

<展示構成>
人物(第1、2、3室)
画家の自画像、ロダン、ムアの彫刻家による人物表現に始まり、ルノワール、ローランサン、モディリアーニ(後期)、藤島武二、藤田嗣治、岡田三郎助、安井曾太郎など特長的な肖像画をめぐり、山下新太郎、岸田劉生、関根正二らの子どもの名作を展示します。
自然(第4室)
コローの「森」、岡鹿之助の「雪」、酒井抱一(前期)やエミール・ガレの「植物」、モネ、シスレー、藤島武二の「水」の風景などを展示します。
馬(第5室)
古今東西、古来より人間の営みの近くにいた馬のさまざまな表情を、エトルリア《泉水に向かう二頭の馬》、中国の《三彩馬》、マリノ・マリーニ、坂本繁二郎など東西の作品を集めます。後期には、ゴーガン《馬の頭部のある静物》やピカソ《馬》が加わります。
静物(第6室)
セザンヌ、デュフィ、ピカソ、安井曾太郎、梅原龍三郎、坂本繁二郎。そして浜口陽三など。野菜や果物といった、どこにでもある身近な題材を扱いながら、画家たちがそれぞれ独特の技法を生み出していることに注目します。
都市(第7室)
長くパリで活動した藤田嗣治、岡鹿之助。またユトリロ、およびその影響も受けてパリを描いた佐伯祐三。フランスを代表する銅版画家シャルル・メリヨンと梅原龍三郎によるノートルダム大聖堂によりパリを。ゲオルゲ・グロッスにより両大戦間のベルリンを。猪熊弦一郎により戦後のニューヨークを紹介します。
見えないもの(第8室)
エジプトの神々、ギリシャ神話、が描かれた古代美術。聖書に由来するレンブラント、ルオーらの作品。そしてさまざまなモチーフを切り貼りし、独自の世界観を表す古賀春江を展示し、写実によらない画家たちのまなざしを紹介します。

【休館日】  月曜日 *ただし、8月14日、9月18日、10月9日は開館
【開館時間】 10:00~17:00 *入館は16:30まで
【観覧料】  一般1,000円(800円)、65歳以上700円(500円)、大学生500円(300円)
       高校生以下無料、前売券600円
       *( )内は15名以上の団体料金
       *上記料金にて、石橋正二郎記念館もご覧いただけます。

問合せ先:久留米市美術館 TEL 0942-39-1131
ご参考・・久留米市美術館Webサイト

【関連イベント】
ギャラリートーク
【日時】 毎週土曜日(9月23日、9月30日、10月7日を除く)、日曜日 14:00~14:20
【会場】 本館2階エントランス
【料金】 無料 *ただし、本展覧会のチケットが必要

見る 生誕120年 東郷青児展 

東郷青児《望郷》

東郷青児《望郷》1959年 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館蔵

2017年11月23日(木・祝)~2018年2月4日(日)
久留米市/久留米市美術館 本館2階

東郷青児(1897-1978)の生誕120年を機に、初期から1950年代までの作品を中心に、東郷自身の美術観に焦点を当て、一般に知られた戦後の様式に至るまでの過程をたどります。今回の展覧会では、これまで注目されることの少なかった1930年代の作品・資料を相当数集めることができましたので、日本社会が大きく揺れ動いたこの時期に、東郷の独自な様式にも重要な要素が生み出されたことをご覧ください。
*作品およそ60点、資料約40点で構成。

<展示構成>
第1章 内的生の燃焼 1915-28年
初期から渡仏期までの作品を集め、情感漂う東郷独自のスタイルができ上がるまでの道のりをたどります。
第2章 恋とモダニズム 1928-1930年代前半
パリから帰国後の作品に加え、装丁や舞台装置など、これまで断片的にしか取り上げられなかった東郷の仕事も紹介します。そして、心中騒動や男女関係のエッセイなどにも触れます。
第3章 泰西名画と美人画 1930年代後半-1944年
百貨店に活動の場を得てから東郷の制作がどのように変化したかを探ります。また、京都・丸物百貨店と浜松・松菱百貨店の壁画を本展で初めて公開します。
第4章 復興の華1945−50年代
東郷の仕事は、戦後さらに広がりを見せます。そのきっかけとなる作品を制作中の写真や当時の資料も交えて展示します。

【休館日】  月曜日(*ただし、1月8日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)
【開館時間】 10:00~17:00 *入館は16:30まで
【観覧料】  一般1,000円(800円)、65歳以上700円(500円)、大高生500円(300円)
       中学生以下無料、前売券600円
       *( )内は15名以上の団体料金
       *上記料金にて、石橋正二郎記念館もご覧いただけます。

問合せ先:久留米市美術館 TEL 0942-39-1131
詳細は・・生誕120年 東郷青児展 WEBサイト
ご参考・・久留米市美術館Webサイト

◆北九州市立美術館 分館

見る 原安三郎コレクション 広重ビビッド

歌川広重《名所江戸百景 亀戸梅屋舗》

歌川広重《六十余州名所図会 阿波 鳴門の風波》1855年 原安三郎コレクション *後期展示

2017年9月16日(土)~10月29日(日)
北九州市/北九州市立美術館 分館(リバーウォーク北九州5F)(小倉北区)

日本財界の重鎮として活躍した日本化薬株式会社元会長・原安三郎氏(1884-1982)が蒐集した浮世絵コレクションから、歌川広重(1797-1858)晩年の傑作シリーズ《六十余州名所図会》と《名所江戸百景》を中心にご紹介します。彼が集めた秘蔵のコレクションは、貴重な「初摺」のなかでもとくに早い時期のもので、保存状態も極めて優れており、退色のない濃密でビビッドな色彩を残しています。初摺の行程では、広重と摺師が一体となって色彩や摺りを検討しながら進めており、広重の意思が隅々まで込められています。今回全点初公開となるこの二つの「揃物」は、国内外でも稀に見る逸品です。
本展では歌川広重のほか、葛飾北斎(1760-1849)、歌川国芳(1797-1861)らの希少な作品など約250点を前後期に分け、総入れ替えで展示します。開催にあたり描かれた場所の現地取材を行い、作品と現在の写真を比較できる会場構成となっており、全国各地の名所を幕末三大絵師の浮世絵でたどります。鮮烈な色彩が目を引く「初摺」の浮世絵により、江戸時代の自然風土の美しさや、四季の移ろい、そこに生きる人々の姿をご堪能ください。

【休館日】  会期中無休 *ただし、展示替えのため10月10日(火)は休館
【開館時間】 10:00~18:00 *入館は17:30まで
【観覧料】  一般1,200円(1,000円)、高大生800円(600円)、小中生600円(400円)
       *( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
       *リピーター割有り(半券提示で1回限り団体料金より100円割引)

問合せ先:北九州市立美術館分館 TEL 093-562-3215
詳細は・・北九州市立美術館Webサイト

【関連イベント】
学芸員によるギャラリートーク
【日時】 10月15日(日) 14:00~

◆三菱地所アルティアム

見る 諏訪敦 2011年以降/未完

《Can't See Anything Anyway Ver.7》

《Can't See Anything Anyway Ver.7》
910 × 606 mm
パネル/白亜に油彩 2014年
©Atsushi SUWA
Courtesy of Gallery Naruyama

2017年10月7日(土)~11月5日(日)
福岡市/三菱地所アルティアム(中央区)

どれだけ見つめれば、その人を知ったことになるのでしょう。
どれだけ正確に描けば、その人を描いたといえるのでしょう。

「現実を忠実に再現する」という写実のテーゼを、多角的なアプローチで乗り越え、視ることの拡張を試みる画家、諏訪敦の作品を展覧します。西日本で本格的個展は初めての機会となります。
本展では、2011年以降の平面作品を中心に、諏訪の制作に迫った短編のドキュメンタリー映像をあわせてご紹介します。近年の作品の中でも、満州で亡くなった自身の祖母の姿を描いた《HARBIN 1945 WINTER》は、初の本格的な展示となります。本作の制作プロセスは、2016年にNHK ETV特集で取り上げられ話題を呼びましたが、70余年という隔たりと闘いながら描いた作品は、真実とは、表現とはなにかという作家の追究が伺えます。これまで諏訪は、超絶的な描写力で人物を写しとるだけでなく、対象とのコミュニケーションや綿密な取材をおこない、複眼的な考察によって社会的な背景や個の在り様を浮かび上がらせてきました。特に2012年8月20日にシリア・アレッポの銃撃戦で亡くなった、ジャーナリスト 山本美香の肖像画は象徴的なものです。対象に肉薄し、細部に至るまで深い慈しみを注いだ作品群は、観る者に強い印象を与えるでしょう。
ドキュメンタリーの視点を孕み、観る者に問いかける諏訪の作品はこれからの絵画表現の行方を指し示すかのようです。最新作を含めた作品群が揃う機会に是非ご高覧ください。

【休館日】 10月17日(火)
【時間】  10:00~20:00
【入場料】 一般400(300)円、 学生300(200)円、高校生以下無料
      *( )内は前売料金/チケットぴあ・10名以上の団体料金
      *再入場可
      *アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD (イムズカード)会員無料

問合せ先:三菱地所アルティアム TEL 092-733-2050
詳細は・・三菱地所アルティアムWebサイト

*催事名や催事日時などが、変更になる場合があります。詳しくは、各施設へお問合せください。
*催事の最終日は、閉館時間が変更になることがありますので、各施設へご確認ください。

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