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福岡の美術館・博物館での 展覧会・イベント

見る 福岡県立美術館「鹿児島睦 まいにち展」

2024年4月24日(水)~6月23日(日)
福岡県/福岡市(中央区)/ 福岡県立美術館
「鹿児島睦 まいにち」展メインビジュアル

「鹿児島睦 まいにち」展 福岡会場メインビジュアル

福岡在住アーティスト・鹿児島睦 初の大規模個展

“役に立たないもの、美しいと思わないものを、家に置いてはならない”

100年以上前、イギリスの芸術家・思想家、ウィリアム・モリスはこのように言いました。

その思想はイギリスからじわじわと世界中に広がり、人々が日々の暮らしに目を向ける、ひとつのきっかけとなりました。

時を超え、九州は福岡で、陶芸家・アーティストの鹿児島睦(かごしままこと、1967年―)も、人々の暮らしをよりよいものにしようと日々励んでいます。

この展覧会は、陶芸作品を中心に、テキスタイル、版画など多彩な仕事で注目を集める鹿児島睦、初の大規模な展覧会です。

会場は、動物や植物をあしらったさまざまな色や形の約200点の器が、「あさごはん」「ひるごはん」「ばんごはん」のための大きなテーブルや壁面に並びます。

そのほか、ファッション、インテリア、フードなどの領域でのコラボレーションから生まれたさまざまなプロダクツや作品を、「さんぽ」「おやすみなさい」など、日々の暮らしのシチュエーションで紹介していきます。

鹿児島睦とその作品を通じて、私たちの日々の暮らしと、生きていくことに思いをはせる、そんな展覧会です。

プレート

プレート 撮影:田附勝

動物や植物をモチーフにした新作の器
約200点

鹿児島は、器は使うものであり、見るものでもあると考え、色や形を決め、草花や生き物をモチーフにした絵皿を制作しています。

陶芸家として独立した2002年以降、色々な素材や技法を試しながら現在の作風を確立し、国内外から注目を集めています。

器には、プレートや鉢を中心に、丸や四角、オーバルなどさまざまな形、大きさがあります。

地色は黒、ピンク、黄色、緑、白など。

存在感のあるマットな手触りの器それぞれの形に合わせて、線彫りや蝋抜きなどの技法を使いながら、10色ほどの顔料で生き物と草花がグラフィカルに描かれています。

犬や猫、ライオンから蛇やユニコーンといったさまざまな生き物と、抽象的で伸びやかな草花は普遍的で、使う者、見る者の想像⼒を広げます。

ワンピースを着たミッフィー

誕生60周年記念「ミッフィー展」ミッフィー・アートパレード「ワンピースを着たミッフィー」2015年 © Mercis bv

国内外のブランドとコラボレーションしたプロダクツや作品 約100点

鹿児島は国内外のファッション、インテリア、フードなど、さまざまな領域でのコラボレーションを行いプロダクツや作品を多数生み出しています。

創業1905年の京都の帆布かばん店・一澤信三郎帆布とはオリジナルの図案を用いた帆布を2013年以降複数回にわたり制作しています。

動植物を散りばめた図案は、ハンドメイドの器とは異なる画面構成で、布地への染めならではの鮮やかな色づかいが目を引きます。

フラワーベース「EnLitenVän」は、2018年から続く、スウェーデンの製陶工場グスタフスベリ社(KeramikstudionGustavsberg)との花器のシリーズ。

鹿児島が原型となる動物の造形とデザインを行い、現地で型を作り成形し、職人が一点ずつ絵付けを施し生産されています。

本展では、新作のグッズや刺繍作家の小林モー子が制作したコラボレーション作品を含む約100点のプロダクツや作品を紹介します。

Keramikstudion×鹿児島睦フラワーベース「En Liten Vän」

Keramikstudion×鹿児島睦フラワーベース「En Liten Vän」 2018年

映像や資料で紹介する「鹿児島睦のまいにち」

鹿児島睦は、造形作家だった祖父の影響を受け、美術大学で陶芸科を専攻。

卒業後はインテリアショップで勤務したのち、2002年に陶芸家として独立しました。

現在は福岡市内に2つの拠点を持ち、制作を続けています。

本展の最後では、鹿児島が日々制作を続ける映像や、アトリエに飾られたアイテムなどから、制作の背景にあるものを紹介します。

『蛇の棲む水たまり』

『蛇の棲む水たまり』

鹿児島睦の器と 作家・梨木香歩の文で生まれた 新作絵本『蛇の棲む水たまり』

「馬は群れを出て 森に入り その森を出て 次の森に入る⼿前で 蛇の棲む 水たまりを⾒つけた」

作家の梨木香歩が、鹿児島睦の器を⾒て物語を書き下ろし、1冊の絵本が生まれました。

豊かな草花が生茂る森に暮らす蛇、馬、猫、トリケラトプスなどの生き物。

鹿児島が作る器に息づく生命が動き出し、ひとつの物語に向かいます。

物語を受け取った鹿児島睦は、何度も読んで反芻し、ラストシーンに新しい一枚を制作しました。

展覧会では、物語の中に分け入るように言葉と器を展示し、新しい鑑賞体験を提案します。

『蛇の棲む水たまり』
2023年10月7日発売
発行:ブルーシープ
定価:税込2,200円(本体2,000円+10%)
文:梨木香歩
器:鹿児島睦
ブックデザイン:サイトヲヒデユキ
仕様:A5変型、68ページ、上製

「鹿児島睦 まいにち」展 オリジナルグッズ

「鹿児島睦 まいにち」展 オリジナルグッズ

描き下ろしの壁画

大阪の子ども園・和光園の壁画など、鹿児島はアクリル絵の具やペンを用いた壁画制作も行っています。

本展では開幕に合わせてエントランスエリアに壁画を制作しました。
 

「まいにち」を豊かにするオリジナルグッズ

アパレル、ステーショナリー、雑貨、フードなど、「まいにち」を豊かにするオリジナルグッズを多数用意します。

絵柄の多くは本展描き下ろし。

鹿児島が推薦した作り⼿を含め、丁寧な⼿仕事や伝統工芸とのコラボレーションが実現しました。

BUAISOU「まいにち展 風呂敷」

BUAISOU「まいにち展 風呂敷」2023年

鹿児島睦(かごしま・まこと)

作家プロフィール
陶芸家・アーティスト。1967年福岡県生まれ。美術大学卒業後、インテリア会社に勤務しディスプレイやマネージメントを担当。2002年より福岡市内にある自身のアトリエにて陶器やファブリック、版画などを中心に制作。
日本国内のみならず、L.A.、台北、ロンドンなどで個展を開催、近年では世界中にファンが広がっている。作品制作の他、国内外のブランドへ図案の提供も行っており、陶器にとどまらずファブリックやペーパーなど様々なプロダクトを発表。また、国際的なアートプロジェクトへの参加や、空間への壁画制作など活動の幅は多岐に渡る。

「鹿児島睦 まいにち」展のための器

「鹿児島睦 まいにち」展のための器 2023年

=関連イベント=

アクロス・ミュージックキャラバン in 県美
【日時】 5月26日(日) 13:30~14:00、15:00~15:30
【出演】 ヴァイオリン:小牧 麻唯果、ピアノ:田中 芹奈
*その他イベント情報につきましては福岡県立美術館Webサイトにてご確認ください。

展覧会ショップでプレゼント
鹿児島睦さんが焼き印をデザインした鈴懸の鈴乃○餅と鈴乃最中をプレゼント!
【日程】4月24日(水)、25日(木)、26日(金)
【対象】展覧会ショップにてグッズを購入された方
*各日先着100名
(協力:鈴懸)

【開館時間】 10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
【休館日】  月曜日(4月29日、5月6日は開館、5月7日は休館)
【観覧料】  一般1,600円(1,400円)、高大生1,000(800円)、小中生600円(400円)
*( )内は前売料金
*小学生以下保護者同伴必要
*未就学児無料
*身体障害者⼿帳・療育⼿帳・精神障害者保健福祉⼿帳の交付を受けている方とその介護者1名及び
特定疾患医療受給者証・特定医療費(指定難病)受給者証の交付を受けている方は無料

問合せ先:福岡県立美術館 TEL 092-715-3551

詳細は・・福岡県立美術館Webサイト

ブルーシープ「鹿児島睦 まいにち」展Webサイトへ 

 
地図

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*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*複写・転写を禁じます。

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