挂甲の武人 国宝指定50周年記念/九州国立博物館開館20周年を記念して、国宝「埴輪 挂甲(けいこう)の武人」をはじめ全国各地から約120件の選りすぐりの「はにわ」が九博に集結!
前方後円墳をはじめとした大きなお墓をにぎやかに飾った人、動物、船や刀、家など空前の規模の埴輪展となります。
(国宝14件、重要文化財21件、総件数121件)
埴輪 挂甲の武人
(左から)国宝 埴輪 挂甲の武人 群馬県太田市飯塚町出土 古墳時代・6世紀 東京国立博物館、重要文化財 埴輪 挂甲の武人(部分) 群馬県太田市成塚町出土 古墳時代・6世紀 群馬・相川考古館、埴輪
挂甲の武人 群馬県太田市出土 古墳時代・6世紀 アメリカ・シアトル美術館、埴輪 挂甲の武人 群馬県伊勢崎市安堀町出土 古墳時代・6世紀 千葉・国立歴史民俗博物館、重要文化財 埴輪
挂甲の武人 群馬県太田市世良田町出土 古墳時代・6世紀 奈良・天理大学附属天理参考館
埴輪とは、王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形です。
その始まりは、今から1750年ほど前にさかのぼります。
古墳時代の350年間、時期や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られ、王をとりまく人々や当時の生活の様子を今に伝えています。
なかでも国宝「埴輪 挂甲の武人」は最高傑作といえる作品です。
さらに、アメリカのシアトルからは「埴輪 挂甲の武人」の兄弟埴輪も里帰り。
群馬の同じ工房で作られた全5体が初めて勢揃いします。
小さい鉄板を綴り合わせたよろい「挂甲」、右手の太刀、左手の弓、背の靫(ゆぎ)、脚のよろいなど、各所の共通点や相違点にご注目ください。
囲形埴輪 岡山市 金蔵山古墳出土 古墳時代・4世紀 岡山市教育委員会
武人埴輪模型 大正元年(1912) 東京国立博物館
また、様々な形をした人や家、動物なとの埴輪も集合します。
明治天皇の伏見桃山陵に埋めるために作られた埴輪の模型も、ぜひご覧ください。
左:重要文化財 鹿形埴輪
島根県松江市 平所遺跡埴輪窯跡出土 古墳時代・6世紀
島根県教育委員会(島根県立八雲立つ風土記の丘保管)
右:国宝 埴輪 正座の女子(展示期間:3/18~5/11)
群馬県高崎市 綿貫観音山古墳出土 古墳時代・6世紀
文化庁(群馬県立歴史博物館保管)
重要文化財 船形埴輪
宮崎県西都市 西都原古墳群出土 古墳時代・5世紀
東京国立博物館
=関連イベント=
◆記念講演会
国宝「埴輪 挂甲の武人」の歴史的意義 -最新の修理と調査-
【日時】 3月16日(日) 14:00~15:30
【会場】 九州国立博物館 1階ミュージアムホール
【講師】 河野正訓氏(東京国立博物館主任研究員)
【定員】 280名
【料金】 無料 *要事前申込、応募者多数の場合は抽選
*申込方法は、Webサイトでご確認ください。
【〆切】2025年2月26日(水)必着
◆リレー講座 もっと楽しもう!特別展「はにわ」
【日時】 2月1日(土)14:00~16:00
【会場】 九州国立博物館 1階ミュージアムホール
【内容・講師】
「かわいさいっぱい!動物埴輪たち」
小澤佳憲(九州国立博物館 展示課 主任研究員)
「古墳時代のファッションチェック」
桑原有寿子(九州国立博物館 企画課 研究員)
【定員】 280名 *事前申込不要
【料金】 無料
*日程等変更する場合があります。
*イベントの参加には、本展観覧券もしくはQRチケット画面の提示が必要。
*一部作品を前期(3月16日(日)まで)・後期(3月18日(火)から)で展示替えします。
【開館時間】 9:30~17:00(入館は16:30まで)
金・土曜日は20:00まで夜間開館(入館は19:30まで)
【休館日】 月曜日 *ただし2月24日(月・振休)・4月28日(月)・5月5日(月・祝)は開館、2月25日(火)・5月7日(水)は休館
【観覧料】 一般2,000円、高大生1,200円、小中生800円
*上記料金で4階「文化交流展(平常展)」もご観覧いただけます。
問合せ先:九州国立博物館 TEL ハローダイヤル 050-5542-8600(9:00~20:00、年中無休)
詳細は・・九州国立博物館Webサイトへ
ご参考・・公式 Xへ
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*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*各地のお祭りには、現代に引き継がれている伝統的な神事や儀式として執り行われているものが数多くあります。現地の係員の指示に従って、マナーを守って見学してください。
*複写・転写を禁じます。