約2千年前、火山の噴火によって埋没した古代ローマの都市「ポンペイ」。
そこには当時の生活空間が封印されています。
本展ではナポリ国立考古学博物館所蔵品をメインに、日本初公開を含む約120件の出土品を展示し、都市の繁栄と人々のくらしに迫ります。
ヴェスヴィオ山とポンペイ遺跡
Photo©Luciano and Marco Pedicini
街の邸宅を再現展示
ポンペイ遺跡の魅力は、何といっても、建造物や出土物の保存状態がよいこと。本展では代表的な3つの邸宅の一部を再現展示。会場内を歩きながら、当時の生活空間を体感いただきます。
充実の映像コンテンツで内容もわかりやすく!
紀元後79年、ポンペイで何が起きたのか。 1700年を経た18世紀から、現地ではどんな発掘が行われているのか。 複数の映像素材を用いてわかりやすくご案内。 時空を超えた旅のお手伝いをします。
ナポリ国立考古学博物館 外観
18世紀にナポリ王カルロ7世が進めたヴェスヴィオ地区発掘調査による出土品と、その母エリザベッタから受け継いだファルネーゼ・コレクションを中心に、王立博物館として1816年に開館。
1860年イタリア統一にともない国に移管、現在に至ります。
今回の展示は、ナポリ国立考古学博物館コレクションのうち、120件もの作品が見られる貴重な機会です。
ヒョウを抱くバックス(ディオニュソス)
前27~後14年頃 ノーラ歴史考古学博物館
Photo©Luciano and Marco Pedicini
=関連イベント=
【会場】 九州国立博物館1階ミュージアムホール
【定員】 270名 *事前申込不要
【料金】 無料
◆九博研究員によるリレー講座 第1回
【日時】 10月29日(土) 14:00~15:30
「ポンペイがやってきた!~見どころ紹介~」
【講師】 齋部麻矢(九州国立博物館展示課課長)
◆九博研究員によるリレー講座 第2回
【日時】 11月6日(日) 14:00~15:30
「ポンペイとインド」
【講師】 小泉惠英(九州国立博物館副館長)
「ポンペイの黒い鏡」
【講師】 白井克也(九州国立博物館文化財課課長)
「ポンペイの絵画とそのひみつ」
【講師】 折山桂子(九州国立博物館文化財課研究員)
*イベントの参加には、本展観覧券もしくはQRチケット画面の提示が必要。
【開館時間】 9:30~17:00(入館は16:30まで)
金・土曜日は20:00まで夜間開館(入館は19:30まで)
【休館日】 月曜日 *ただし11月28日(月)は開館
【観覧料】 一般1,900円、高大生1,200円、小中生800円
*上記料金で4階「文化交流展(平常展)」もご観覧いただけます。
問合せ先:九州国立博物館 TEL ハローダイヤル 050-5542-8600(9:00~20:00、年中無休)
詳細は・・九州国立博物館Webサイトへ
Googleマップ
*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*各地のお祭りには、現代に引き継がれている伝統的な神事や儀式として執り行われているものが数多くあります。現地の係員の指示に従って、マナーを守って見学してください。
*複写・転写を禁じます。