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ふくおかサポートねっとイベントレポート! 
北九州市立美術館 分館

追悼特別展「高倉健」

【開催期間】 2017年1月23日(月)~2月26日(日)
【会場】   北九州市立美術館 分館(北九州市小倉北区室町一丁目1番1号 リバーウォーク北九州5F)
【開場時間】 10:00~20:00 *入館は17:30まで
【休館日】  会期中無休
【観覧料】  一般1,200(1,000)円、高大生800(600)円、小中生500(300)円
       *( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
       *障害者手帳を提示の方は無料
       *年長者施設利用証(北九州市交付)の提示で2割減免

 問合せ先:北九州市立美術館分館 TEL 093-562-3215
 詳細は・・北九州市立美術館Webサイトへ、公式Webサイト
 
 

高倉健

東京に次ぐ、西日本では初めての開催!

任俠映画で一時代を築き、数多くの名作や話題作に出演し、晩年は最も出演が待ち望まれる俳優として、生涯で 205本の映画に出演した高倉健。多くのファン、スタッフや役者仲間からも慕われたこの名優が世を去ったのは、2014年11月10日のことでした。
本展は、3回忌を迎えるのを期に、高倉健の映画俳優としての仕事を回顧し、あらためてその業績を顕彰しようとするものです。
会場では、北九州市にゆかりの深い高倉健さんが出演した映画205本の見せ場をさまざまな形で映し出します。フィルムの劣化が進んだものもありましたが、デジタル修復することで全作品をご覧いただけるようになりました。台本、小道具、スチール写真、ポスターなど貴重な資料のほか、美術家の横尾忠則氏による健さんをモチーフにした作品も展示します。
東京に次ぐ、西日本では初めての開催です。

高倉健出演映画205本すべてから抜粋した映像を上映!

横尾忠則、森山大道による、高倉健をモチーフとした作品で幕を開ける本展の最大の見どころは、出演作205本すべてから抜粋した高倉健出演場面の映像を、20台を超えるモニターやプロジェクターで上映します。
残されたフィルムには経年劣化により現在見ることが困難な作品もありましたが、フィルムをデジタル修復するなどして、その一部をご覧いただくことが可能になりました。1 本 1 本の抜粋時間はわずかですが、時代ごとの高倉健の魅力を存分に味わい、映画俳優としての全仕事を概観する絶好の機会となります。
 

高倉健が所蔵していた資料類の公開

高倉健は出演した映画に関する膨大な資料を所蔵していました。自宅が火事になったためか、一部の時期に欠落があるものの、デビュー作「電光空手打ち」の使用台本やスチール写真をはじめとする資料類は、日本映画史を物語る非常に貴重なものです。本展では、これらの中から厳選した資料などを、映像とともに展示します。
 

◆東映時代初期(1956~1963年)

東映ニューフェイス第2期生として、「電光空手打ち」でデビューしてから、「暴力街」や「人生劇場 飛車角」などの作品で頭角を現すまでの模索期。高度経済成長期を背景に、サラリーマンものや大学青春ものなど多くの作品に主演し、また片岡千恵蔵や美空ひばりの主演映画に助演するなど、さまざまな役柄に挑戦し、俳優としての個性を徐々に確立していきます。
 

◆東映時代中期(1964~1969年)

マキノ雅弘監督による「日本俠客伝」に出演して、一躍人気スターとなった高倉健は、「網走番外地」「昭和残俠伝」などのシリーズ作品によって、東映任俠映画の顔とも言うべき存在となります。東京オリンピックから70年安保闘争に至る時代に、我慢に我慢を重ねた末に敵地に殴り込みをかける高倉健の姿は多くの共感を呼びました。
 

◆東映時代後期(1970~1975年)

大阪で万国博覧会が開かれ、海外旅行が一般化されていった時期、学生運動の衰退とともに、古いしきたりの世界を描いた任俠映画は徐々にあきられていき、東映の主流は実録やくざ映画へとシフトしていきます。その中で高倉健は、自身の役柄に行き詰まりを感じ、ハリウッド映画「燃える戦場」「ザ・ヤクザ」への出演など、新しい試みを行います。高い評価を得た「新幹線大爆破」もこの時期の作品です。
 

◆独立時代前期(1976~1980年)

東映を退社した高倉健は、「八甲田山」、「幸福の黄色いハンカチ」、「野性の証明」など、大作に次々と主演し、いずれの映画も大きな話題となります。邦画が洋画に押されてシェアを落していく中、豊富な予算と大規模な広報戦略を伴った大作主義が台頭しますが、高倉健はその中心で活躍した俳優の一人でした。
 

◆独立時代中期(1981~1994年)

バブルの時代を迎え、映画界にも大きな変化が起こり、大手メディアを巻き込んだ製作委員会方式が興ってきました。この時期、高倉健は平均すると年1本弱というペースで、コンスタントに映画に出演します。当時の日本映画の興行成績新記録を樹立した「南極物語」や、ハリウッドの大作「ブラック・レイン」への出演は大きな話題になりました。
 

◆独立時代後期(1995~2014年)

80年代後半から、高倉健は出演作品をじっくりと選ぶ傾向を強めていました。晩年の約20年間に出演した映画はわずかに4本でしたが、久しぶりに東映東京撮影所のスタッフと仕事をした「鉄道員(ぽっぽや)」、単身中国に渡って撮影した「単騎、千里を走る。」など、映画に出演するたびに、その動向は多くのメディアから注目されました。2013年には文化勲章を受章。出演を最も待望される俳優となった高倉健は、北九州で撮影された「あなたへ」に続く次回作「風に吹かれて」の準備が進む中、2014年11月10日に亡くなりました。
 

*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*複写・転写を禁じます。

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